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夢想千一夜

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Meine Traeume und Erinnerungen

夢と想い出のなかだけにしかないもの


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タイトル 日 時
【第五十一夜】 バロック教会の足音
【第五十一夜】 バロック教会の足音 夢でどこかの教会にいた。ドイツ南部にあちこち点在するバロック教会のひとつだろう。明るい天井画から天使たちが落ちてきそうな午後である。 ...続きを見る

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2008/11/24 08:22
【第五十夜】 M先生の思い出
【第五十夜】 M先生の思い出 別の場所で、マオ・ドンの『子夜』について話をしたのだったが、それでマオ・ドン(茅盾)の専門家であるM先生のことを思い出した。あえてお名前は記さずとも少しシナ文学を知る方なら、ああ、あのM先生、とわかるはずである。 ...続きを見る

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2008/11/08 12:05
【第四十九夜】 はじめてのパリ
【第四十九夜】 はじめてのパリ それは、北京からシベリア鉄道でベルリンまでを一週間かけて旅したその夏のことだった。わたしははじめてパリにいた。モスクワからの列車はパリ行きだったのであったが、ベルリンで下車したから、その後のことである。 ...続きを見る

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2008/09/05 04:47
【第四十八夜】 長安街を行くバス
【第四十八夜】 長安街を行くバス 北京の人々は、上海のそれとくらべておっとりとして礼儀をわきまえた振る舞いをするな、と感じたのは、上海に住んでからのことだった。 ...続きを見る

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2008/08/11 08:18
【第四十七夜】 神楽坂をくだって
【第四十七夜】 神楽坂をくだって いぜん、赤城神社下にあったある場所に勤務していた。あとで、そのあたりにはパリへ旅立つ前の金子光晴が住んでいたことを、彼の『どくろ杯』だったか、で知った。それはともかく、場所柄、神楽坂を上り下りしてぶらつくことが多かった。 ...続きを見る

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2008/07/20 19:13
【第四十六夜】 ざわめく夜
【第四十六夜】 ざわめく夜 ひさしぶりに夢を見た。どうも上海のようだが確かではない。ただ人が溢れかえるその様子は、上海南京路のようにしか思えない。 ...続きを見る

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2008/07/17 06:40
【第四十五夜】 ベルリン植物園
【第四十五夜】 ベルリン植物園 わたしが一週間のシベリア鉄道の旅を終えて、ベルリンに到着した経緯についてはもうすでに述べておいた。ここでは、短かった最初のベルリン滞在の際の、小さな想い出について述べてみたい。 ...続きを見る

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2008/06/08 02:16
【第四十四夜】 桐の花
【第四十四夜】 桐の花 不吉な夢に目覚めると、ざらざらとした枕がほほに触れた。 ...続きを見る

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2008/05/09 23:04
【第四十三夜】 断ちきれない泡
【第四十三夜】 断ちきれない泡 もう二十数年もたったというのに、折にふれてぽっかりと浮かび上がってるくる光景がある。想い出というほどのものではない、ただのなにげない出来事なのではあるが。 ...続きを見る

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2008/05/02 03:40
【第四十二夜】 フランス語講座の夢
【第四十二夜】 フランス語講座の夢 高校生のころ、NHKのフランス語講座と中国語講座をかけもちで見ていたことを想いだした。当時は、仏文にしようか中文にしようか進路に迷っていたものだった。結局は、シナ語シナ文学(中国語中国文学と、当時はみさかいもなく習慣的に呼称していたのがおおいに恥ずかしくもあるし、いささか懐かしみをともなった痛みさえ感じるのだが)を選んでしまった。 ...続きを見る

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2008/03/28 06:41
【第四十一夜】 浄土から飛んできた霊峰・その2
【第四十一夜】 浄土から飛んできた霊峰・その2 わたしは中学生のころに強く仏教に興味を引かれ、その後、いっそ出家してしまおうかと考えたほどのひねくれたハイティーンでもあったのですが、しかし結局は「無事に」表面上はすっかり憑き物が落ちたような俗生活を送ってきました。しかし上海と杭州での見聞が心の深いところにまた仏教への憧れを吹き起こしてしまったようでした。 ...続きを見る

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2008/03/11 05:26
【第四十夜】 浄土から飛んできた霊峰
【第四十夜】 浄土から飛んできた霊峰 前回の第三十九夜でのべたとおり1980年に上海と杭州をおとずれたことが、わたしの最初のシナへの旅でした。結果的にはそのことがいっそうシナへとわたしの心身をのめりこませることになった「心の旅」になってしまったのでした。 ...続きを見る

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2008/03/09 19:42
【第三十九夜】 二体のことなる弥勒菩薩像
【第三十九夜】 二体のことなる弥勒菩薩像 シナでは布袋が弥勒菩薩であるという事実を知ったのは、初めてシナをおとずれたときのことでした。弥勒菩薩といえば京都太秦の広隆寺のものが国宝第一号としてあまりにも有名です。その静かな笑みをたたえて衆生救済の方法を思惟されているお姿にしみでる霊性には、異教徒である某フランス人有名作家も思わず手をあわせたそうです。 ...続きを見る

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2008/03/07 21:37
【第三十八夜】 いつもの水辺で
【第三十八夜】 いつもの水辺で いつも夢に見る水辺をまた夢に見た。やはり川とも海ともつかぬ水辺であった。あいもかわらず岬のようにつきでた岩があり、その向こうに古い死んだような街があり、それは城壁で囲まれている。 ...続きを見る

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2008/02/17 19:14
【第三十七夜】 いちばん古い想い出
【第三十七夜】 いちばん古い想い出 僕のいちばん古い想い出ねえ、そりああるよ、でもねえ、それがいちばん古いかどうかよくわかんないんだけどねえ、でももう、それが夢か想い出かよくわからなくなってるけど、よく想い出す光景があるわけ。 ...続きを見る

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2008/02/08 07:49
【第三十六夜】 沈黙の群衆
【第三十六夜】 沈黙の群衆 当初、イザに発表し、のちに「シナにつける薬」にも採録したものです。 始めてシナを訪れて以来今日まで、ここに述べたような、シナの民衆に君臨する「大王」への感想は基本的には変っていません。 ...続きを見る

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2008/02/04 19:18
【第三十五夜】 ぬいぐるみたちの夜
【第三十五夜】 ぬいぐるみたちの夜 おさないころ、よく夢にうなされていた君は、あれは何を夢見ていたのだろう?小さな老人がベットの足元に立っている、とはいっていたけど、どうにもよくわからない。あまり詳しく問いつめて、君をますます怖がらせることを避けるために、わたしも君のママもしかたなくほっておいたわけだ。 ...続きを見る

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2008/02/02 18:59
【第三十四夜】 悪夢のショッピング・センター、資本主義の神殿
【第三十四夜】 悪夢のショッピング・センター、資本主義の神殿 それはどこの国のことだったろうか、どうにも判然としない。どこにでもあるようなショッピング・センターのなかであった。それは、香港新世界中心だったかもしれない、あるいはパリのレ・アルのようでもあるし、アムステルダムの元中央郵便局か、ひょっとして北千住駅かもしれない、いずれにせよごくありふれた雑踏のなかにいる夢なのであった。 ...続きを見る

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2008/01/24 06:24
【第三十三夜】 真砂坂上の三十三間堂
【第三十三夜】 真砂坂上の三十三間堂 小石川伝通院近くに住んでいたころ、その部屋のあまりに狭さにどこかもっとひろいところへ引っ越そうと考えるのが常だった。ある人が、それなら住宅公団に応募してみたら、としきりに薦める。 ...続きを見る

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2008/01/20 20:30
【第三十二夜】 カモラのいる路上
【第三十二夜】 カモラのいる路上 元来が秘密組織であるので、その構成員がどんな風体をしているのか一般の市民にはしられていないのがマフィアである。それは日本における同様の組織構成員が一目でそれと知れるのとよい対照をなしている。 ...続きを見る

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2008/01/18 06:26

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