テーマ:伝通院

【第三十三夜】 真砂坂上の三十三間堂

小石川伝通院近くに住んでいたころ、その部屋のあまりに狭さにどこかもっとひろいところへ引っ越そうと考えるのが常だった。ある人が、それなら住宅公団に応募してみたら、としきりに薦める。 部屋は広くそれに比して家賃は廉いから、というのがその理由であったが、難点は応募してもなかなか当たらない、ということだ。それでも根気よく応募してはずれつづ…
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【第二十五夜】 伝通院の除夜の鐘

東京で最後に住んだ場所が伝通院ちかくであったためか、夢に出てくる東京もその近辺が多いようだ。それから、いわゆる川向こうと呼ばれる深川・本所・向島一帯もよく夢に見る。職場から近い、というだけの理由だけで選んだ寓居が、思いもかけず日和下駄をならして東京を散策し江戸の夢を追いかけたあの荷風先生が生まれた家から遠からぬ場所にあったことは偶然であ…
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